心の自由は私だけのもの。

奨学金の返済の催促と、意外な人からの着信が2件、立て続けに来た。

 

大学入学で上京するときに初めて作った、都市銀行の口座。

学生時代の月5万の奨学金も、留年時代のアルバイト代も、派遣OL時代の給料も、全部この口座に振り込まれていたけれど、今やほとんどお役御免。入ってくるお金といえば、年2回の微々たる利息のみで、あとはずるずると口座変更せずに来た奨学金の返済を抱えるただそれだけである。

 

口座に入金しながら、久しぶりに来た着信のことを考えた。

 

全く別の界隈で、別々の形で同時期にお世話になった2人からの、立て続けの着信。

最強で最低だった私の、被害者とも言うべき2人が、それでも電話をくれる。

どうでもよくなってしまった私に、最強だった過去の私のことを少しだけ吹き込む。

 

不思議と、止まってしまった思考や時間がや心がちょっとだけ凪ぐのを感じる。

こういうのは、実に久しぶりのことなので、何かの転機か暗示かそういう類のものかもしれないと思い、とりあえずブログを始めた。

 

 

奇しくも、このタイミングで弟からの旅の誘い。

北海道だそうだ。

弟とは一緒に住んでいたこともあるし、世間的には仲が良いほうだと思うけど、真逆の性格なので解り合えない部分も多々ある。

でも、それでもこの旅に参加することが、何か重要な意味を持つような気がする。

 

いい方に転ぶのか、悪い方に転ぶのか、日常がひっくり返ってしまったりするのか、はたまた私がひっくり返るのか、全然わからない。

でも、私はかつて、旅が好きだった。

行ってみようと思っている。